響21年

      2016/11/18

サントリーウイスキーのブレンデッドにおける、事実上の最高峰ではないでしょうか。
響30年は、価格的にも高すぎるんですよねぇ。
普段から飲める金額ではありませんしw

ウイスキーの紹介

今回ご紹介するのは、サントリーウイスキーの事実上、最高峰である響21年になります。

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この響21年も最近では、本当に見かけなくなりました。
価格が\25,000に値上げ(以前は\20,000)された事で、売れ残るんじゃないかなと思っていましたが、大きな間違いで売れ残る所か、売れすぎて見かけなくなってしまいましたw

しかも山崎18年と響21年は、出荷量を調整していると想像しています。
その根拠は、あまりにも見かけなさ過ぎるのです!w

響21年だけでなく響17年も店頭で見ることすら珍しい状況な為、先行き不安になってきますね・・・。

響21年のボトルを少し前に購入したのですが、これだけ手に入らないとなると中々開栓する勇気が無くて・・・w
何かのタイミングと思っているのですが、そのタイミングも都合よく無いもので、開けられずにいました。

そんな時に、久しぶりに山崎蒸溜所へ行こうと思いついたので、それならついでに有料試飲で飲んじゃえ!wという事になりました。

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ここまで高騰してしまうと、気軽に開けれなくなってしまうのがデメリットです・・・。

更に響21年の格を上げる出来事として、2016年7月6日に開催された「第21回インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2016」において、ジャパニーズウイスキー部門の最高賞である「トロフィー」も受賞し、名実共に国産ブレンデッドの最高峰になりました。

これではどんどん買えなくなるばかりですね・・・。

響21年の構成ですが、シェリー樽、ミズナラ樽など、21年以上熟成された原酒をブレンドする事で、響21年ならではの複雑な香味を作り上げているわけですね。
そしてその中でもキーモルトとしているのは、私も好きな「山崎シェリー樽原酒」です!

嫌でも楽しみになってしまうボトルですね。

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ちなみに左側が響21年で、右側が白州18年です。
白州18年よりも濃い色をしているのが、よくわかります。いい色ですw

香りと味について

さて、それでは山崎シェリー樽原酒の誕生の地でもある、山崎蒸溜所にて有料試飲で飲んできましたので、テイスティングレビューをしたいと思います。

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色はキーモルトでもあるシェリー樽を思わせる、濃い琥珀色をしています。

香り

ウッディな香りに甘い香りを纏った不思議な香りです。
酸味のある熟成したフルーツの香り。

ミズナラ原酒の記憶を、呼び起こす様なミズナラ香。

口に含む時の違和感は全くなく、すっと口に入ってきます。
含んだ瞬間に樽由来と思われる、熟した柿を思わせる酸味と渋みが広がります。

甘い事は甘いのですが、単調ではない甘さで先程の柿を思わせる酸味も混じり、複雑な甘さを感じる事ができます。

最後に・・・

辛味を感じさせない口あたりで、流石は21年の熟成という貫禄を感じます。
飲み口も柔らかく、色々な方におすすめしたいボトルですが、価格を考えると簡単にはおすすめ出来無い所だけが残念です・・。
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もし蒸溜所へ行かれた際には、\600で試飲できますので(2016年7月現在)ぜひ一度飲んで頂ければと思います。
定価近い金額で、試飲できるのは本当にありがたいことです。

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