サントリー 山崎55年 販売決定

   

さて、とんでもないニュースが飛び込んできましたね。
Twitterでは噂になっていましたが、2020年1月30日付のニュースリリースで山崎55年の発売が決定しました。
気になる情報ですので、まとめてみました。

基本 CMYK

発売日について

まず、気になる発売日ですが、2020年6月30日(火)となります。
今からですと、約5か月程先になりますね。

発売本数について

発売本数は何と「100本」のみ。
まぁ、山崎55年を昨今の原酒不足の最中で生産するというのが凄いですね。
過去に発売された山崎50年も100本でしたが、今とは時代が違いますから、
今回の100本というのは、重みのある数値として感じます。

価格について

さて、私も気になっていた山崎55年の価格ですが・・・
何と、その価格!
\3,000,000になります。

いやぁ・・・流石にサントリー最高酒齢ウイスキーだけありますね・・・。

山崎25年が\125,000ですから、その数24本分という驚異の価格。
車も楽に購入できる価格ですw

購入方法について

購入方法は、100本全数抽選販売のみで一般販売は無しだそうです。

抽選申し込み期間については、下記の通りです。
2020年2月5日(水)午前9:00~2月14日(金)午前8:59まで。
約10日間の申し込み期間になります。
ただ、当選発表の日時については公表されていません。
抽選販売申し込みは下記URLから

http://suntory.jp/YAMAZAKI55/

先着順ではなく抽選販売です。

デザインについて

クリスタルボトルに筆文字の山崎を彫り込み、55年という年数表示部には金箔と漆を施すという豪華さです。

ボトルのキャップ部分はサントリーらしく越前和紙で包み込み、更に京都の伝統工芸である組紐で結んでいます。

そして、ケースはもちろん木箱です。
しかもミズナラに漆塗をした超特性の木箱ですよ。

味わいについて

肝心のウイスキーはと言いますと・・・
1964年蒸溜のホワイトオーク樽原酒や、1960年蒸溜のミズナラ樽原酒と55年以上超長期熟成した山崎モルトをブレンドされるようです。

香味は、ミズナラ樽特有の伽羅や白檀を感じさせる香木的な香りに、甘味とほろ苦さからウッディネスへと続き、かすかな苦みと共に濃厚な余韻が長く続くとの事です。

山崎の55年モルトともなれば、余韻なんて一日中続きそうです・・・w

山崎55年発売に際し思う事

ここからはあくまでも個人の考えです。
今回の発売は、オリンピックイヤーにかけて盛り上げるつもりなのかも知れませんが、まずは通常ラインアップのNA、12年、18年の供給を安定させて欲しいと思います。

どこかで売っていてもプレミアム価格になっています。
25年などはもはや数年前のプレミアム価格の倍にまでなりました。
歴史の一部としては、山崎55年というのは大事なのかも知れません。

しかし、我々飲み手の多くは希望小売価格で購入する為に奔走。
サントリーはどこを向いているのかなと感じました。
この発表により、通常ラインアップは更に入手困難になっていくのではないでしょうか。

もしそんな影響さえも撥ね退けて、今後潤沢に供給されていくのであれば、サントリーのマーケティングは称賛に値するかと思います。
ニッカの竹鶴終売ニュースをひっくり返す程のいいニュースである反面、今後が危惧されるニュースでもあるなぁと感じました。
願わくば、私の杞憂である事を祈っています。

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