山崎10年

      2016/11/18

ウイスキーの紹介

2013年3月に終売となった「山崎10年」です。
このラベルも、今となっては懐かしいものですね。

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山崎10年の終売後は、後継として山崎NAが引き継ぎましたが、ちょっと割高感のあるボトルになってしまった気がします。

山崎12年と比べて値段が安かった為、シングルモルトの入門的ボトルでもあったような気がします。

また、国産ウイスキーという事もあり、「山崎10年」というウイスキーが、広く受け入れられた形となったのではないかなと思います。

価格的にも、10年が\4,000程度、12年が\7,000と大きな差があり、10年の方が手軽に試してみる事が出来る価格設定であった事も、理由の大きな一つではないかなと思います。

しかしながら、響12年と同様に、ハイボールブームからの原酒不足により冒頭で述べた通り、終売への道を進む事になりました。

ハイボールブームによる、ウイスキー業界の活性化と引き換えに各社失ったものの代償も大きい気がします。

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山崎10年
alc.40%
容量700ml

終売後しばらくは、サントリー山崎蒸溜所のファクトリーショップでも販売されていましたので、運よく購入された方もおられるのではないでしょうか。

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山崎10年が並んでいるのを見て、「おぉ!」と声を出していた方もおられましたので、皆さん見るところは同じだなーと思いましたw
山崎蒸溜所のテイスティンググラスと共に売れていた商品だったと思います。

香りと味について

幻となりつつある、山崎10年のテイスティングをしたいと思います。

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色は鮮やかなゴールドで、山崎12年よりもだいぶ薄く感じます。

香り

甘く華やかな香りが飛び込んできますね。クドくないこの甘い香りは素敵です。
この香りはシェリー樽由来の甘い香りでしょうか。
樽由来の木質な香り。

一口含むと、樽のウッディな感じが広がります。次に甘さを伴いつつ、少しスパイシーな感じな若い原酒が現れます。

この若い原酒達の味わいが、この山崎10年の持ち味という気がしますね。
爽やかさも保ちつつ、甘さも主張してくるというバランスの良さはモルト入門にもおすすめの一本だったので惜しいですね。

最後に・・・

お手頃な価格での本格派国産ウイスキーがどんどん消え去っていき、事実上値上げしているわけですが、価格的にもスコッチと並ぶ程になってきましたので、スコッチにも手を伸ばしていくいいキッカケになったと前向きに考えるようにしています。

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まだまだ飲んだことの無い銘柄も、本当に沢山ありますので色々と手を出したいと思います。

 - サントリー, 山崎