角瓶 復刻版43°

      2016/11/18

ウイスキーの紹介

今では当たり前の「角瓶」となっていますが、今回ご紹介するのは、発売当初の角瓶を再現した「復刻版」になります。
この角瓶復刻版ですが、今までに2度程復刻されてきましたが、以前とは異なる環境の中でのリリースです。

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マッサンによるニッカへの追い風がある中でのリリースとなりますが、どちらかというと便乗に近い気もしますw

いずれにせよ、一回きりでは無く、何度かリリースされるのはいい事かなと思っています。
というのも、マッサンの放送を見てからファンになった方もおられるでしょうから、新規ファン獲得の為にもいい事かなと。

復刻という意味では、マッサン放送以後、早々にホワイトの復刻版がリリースされるなんて事もありましたね・・・w
ホワイトは660mlのボトルを500mlとして販売されていましたが、この角瓶復刻版は450mlボトルとなります。
今回は700mlボトルでのリリースはありませんでした。

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角瓶 復刻版43°
alc.43%
容量450ml

今までは700mlでのリリースだったのですが、原酒不足による対応の為か、容量を削って割高価格でのリリースです。
(450mlで実売\1,000程度になりますので、角瓶の価格からすると高いです)
ラベルなんかも普段と材質を変えたりして、当時の雰囲気を少しでも出そうという手の込みようで好印象ですね!

角瓶をリリースした事によって、サントリーがウイスキー製造販売においての地位を確立したと言っても過言ではないと思います。
その角瓶の復刻版ですから、サントリーの本気度も凄いと思っています。

価格的な所でも、通常角瓶よりも高くなっていますので、香りと味には期待せざるを得ませんね!

ちなみにこの復刻版には、小冊子が付属しています。
「角瓶第一号物語」には、今までタブー(?)だった竹鶴政孝氏の名前が登場しています。ちょっと驚きましたね。

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実際に店頭で販売されている時は、こんな感じにボトルのネック部分に掛けられていました。

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香りと味について

角瓶復刻版43°のテイスティングです!
当時のウイスキーはどの様なモノだったのでしょうか・・・。

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色は通常角瓶よりも濃い色をしていますね。

香り

通常角瓶よりも、強く香りを感じます。
ピーティな香りを感じるのですが、サントリーでは珍しいですよね。樽由来の心地よい香り。

口に含んでみると、若い原酒の強いアルコール感もありますが、この価格帯では当然かなと。
やはり樽由来のウッディな香りに若干のスモーキーさを伴って鼻に抜けていきますが、キツイ香りでは無く比較的柔らかい感じで好きですねー。
角瓶という名前に騙された気がする感じですが、美味しいと思いますw

最後に・・・

通常角瓶の中身がこのグレードまでなれば、凄いと思うのですが流石に無理ですよねw
国産ウイスキーの原点となった一本でもありますので、こういう復刻版というのは私は大好きです。

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限定本数でもいいので、また違う銘柄でも復刻版を楽しみたいですね。

この「角瓶 復刻版43°」は割高感が大きいのか、市場では2016年5月現在も在庫があるお店もありますので、気になられた方はぜひ。

 - サントリー, 角瓶