2016/11/18

少し前に、15年熟成品が発売されたヘリオス酒造からのNAウイスキーです。

ヘリオス酒造って?となられる方が多いのではないかな?と思います。
このあたりは後ほど少し触れますね。

ウイスキーの紹介

今回は、何と沖縄産ウイスキーの暦になります。

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サイズは180mlのみのラインナップです。
更に販売店はコンビニのローソンのみという、ちょっと変わり種ですw

ちなみに、以前の15年も同様にローソン限定でした。
しかも9月6日からの予約開始のみで完売してましたねー。

私自身は、国産の新規銘柄の購入は見送っておりましたが、今回は180mlで\1,000程度という価格設定ということもあり、手を出してみました。
全く懲りていませんね・・・w

この180mlのミニボトルは、10月25日に発売されました。
(暦15年が500mlで、\8,850とちょっと高額でしたね)

ヘリオス酒造ですが、沖縄名護市にある酒造メーカーで、泡盛やラム酒等を製造しています。
名護市ですので、沖縄の中でも中心部と言える場所にあります。

この場所を選んだ理由は、より良い水を求めて名護市に辿り着いたという事だそうです。

話を暦に戻しますが、この暦NAには暦15年が20%使われているとの事です。
イメージ的には、中心部から遠ざかる方が良さそうな気がしたのですが、そうでもないものなんですねぇ・・・。

2001年から15年眠っていたウイスキー達は、オーク樽に貯蔵されていて2,000リットルに及ぶそうです。

こういう風に聞くと凄い多く感じるのですが、いつもいつの間にか消えていってしまいますよね・・・。
そんなに売れてたの!?っていう感じで消えていきます・・・。

ただし現在は蒸溜していない為、限りある原酒を使う事になりますので、いつまで販売されているのかわかりません。
混ぜるウイスキーとの混合率によっては、長く続くのかも知れませんが・・・。

今回の様にミニボトルでの販売だと、かなりの数が出荷可能になりますので、この売り方は好きです。
最近は国産だと何でも売れすぎて中々買えない状況ですので、一瓶当たりを少ない量にする事で多くの方が買えるという事は、消費者の立場としてありがたいと思います。

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alc.40%
容量180ml

香りと味について

それでは、暦のテイスティングレビューに移りたいと思います。

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色は結構いい感じの琥珀色ではないでしょうか。

香り

思いっきり、麦焼酎の香りがします。
少しピーティな香りもしますが、ウイスキーっぽさはあまり無いと思います。

口に含んでみると、香りと同様に少しクセがある麦焼酎っぽい香りが広がります。
若い原酒による影響と思われる、トゲトゲ感もありますが、比較的マシかなと。

ピーティな感じが程ほどに主張してきますので、結構面白い味ですね。

余韻は、酸味と渋みが入り混じった感じですが、少々クリーミーな感じが舌に残りました。

結構熟成された感じを受けるのですが、香りから味わいまで麦焼酎っぽさが強く感じられてウイスキーというよりも、麦焼酎の樽熟成品の様な感じです。

今回テイスティングに使ったグラスはこちら

最後に・・・

正直な感想としては、想像以上に美味しく感じました。
ただ、それもあくまでウイスキーとしてというよりは、個人の好みでという感じです。
やはり麦焼酎っぽさがありますので、好みの問題でそこをどう受け入れられるかで評価が分かれそうです。

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私は結構イケる方でしたので、NAでこれなら15年熟成のボトルも美味しいんだろうなーと思いました。
買われた方がちょっと羨ましいです。

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