カバラン コンサートマスター

      2016/11/18

目新しいウイスキー蒸溜所の1つに、台湾産ウイスキーのカバランがありますね。

最近では値上げしたニュースが新しいと思いますが、その値上げ幅も凄いものがありました。
以前の記事にも書いた通りの、衝撃の値上げですw

ウイスキーの紹介

今回は、台湾生まれのウイスキーであるカバラン コンサートマスターをテイスティングレビューしたいと思います。

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値上げ幅が大きかった事から、ミニチュアボトルを購入してみました。

流石にトライした事のない蒸溜所のボトルで\10,000超えの価格はキツイものがありましたので・・・w
これで美味しければ、ボトルにも手が出せるかなと。

カバランは台湾にあるなんとか蒸溜所の商品ですが、ラインナップとしては基本的にNAオンリーになります。

シェリーカスクからバーボンカスク、ポートウッドなどなど幅広いラインナップが魅力です。

このコンサートマスターは、ポートカスクフィニッシュになります。

台湾は気候的に暑い国という事もあり、熟成が早く進むそうです。
でも、それ以上に蒸発する量も凄そうです・・・w

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蒸溜所自体は2005年から操業を開始しており、まだまだ新しい蒸溜所に位置するはずですが、ラインナップの豊富さはちょっと凄いのではないかなと思います。

操業から11年しか経っていませんが、かなり頑張っていますねー!

しかしながら、流石に今回の値上げはちょっと閉口するものがありましたが・・・。

シェリーカスク等は、旧価格から約2倍まで値上げするという凄まじい値上げっぷりです。
サントリーやニッカの値上げするレベルを遥かに超えていました・・・。
これはちょっとやりすぎな気もします・・・。

ある程度評価されたのもあっての事だと思いますが、まだまだこれからの蒸溜所かなと思いますので、余計に値上げが残念だなと思いました。

もっと色々な人に飲まれてからの値上げでも・・・なんて思ってしまいました。

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カバラン コンサートマスター
alc.40%
容量50ml

香りと味について

それではカバランのテイスティングをしたいと思います。

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色は赤みがかった琥珀色で、ちょっと深い色ですね。

香り

南国のフルーツのトロピカルな香り。

トロピカルな香りと共に、甘酸っぱいベリー系の香り。
リンゴ系の爽やかな香りも。
その奥からは、蜂蜜を思わせる甘い香り。

口に含むと、思ったよりアルコールの刺激はなく、円やかな口当たり。

甘い蜂蜜を思わせる香りと、フルーティな香りが綺麗に抜けていきます。
モルト感よりも、フルーティ感が前に出てくるという少し不思議な味わい。

余韻は樽熟由来と思われる木質的な味わいの後、少々スパイシーな感じが残ります。

今回テイスティングに使ったグラスはこちら

最後に・・・

カバランの評判は結構良く、確かに美味しいウイスキーだと思います。
開栓した時の香りから良くて、正直な所・・・想像以上でした。

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値上げ前の価格であれば、十分な感じだったのではないでしょうか。
安い酒屋を探して、何とかシェリーカスクあたりでもゲットしようかと思います!w

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