サントリー 響17年、白州12年の休売を発表

   

少し前から囁かれ続けていた話がオフィシャルニュースとして、サントリーホールディングスの傘下、サントリースピリッツより発表されました。

思い返せば、NHK連続テレビドラマ「マッサン」の放映以降、過熱状態で国産ウイスキーの需要過多となっていました。
放映以降、ニッカの余市と宮城峡の年数表記のある、所謂エイジ物のラインナップが全て終売となり、完全NA化という凄まじい事態に陥っていましたが、遂にサントリーのウイスキーにも大きな影響が出てきました。

それ以前にも、サントリーはハイボール推しがひど過ぎて出荷調整などを随時行っていましたが・・・。
今回のニュースは久しぶりの痛恨なニュースですね・・・。

響17年、白州12年を休売

ニュースの内容としては、タイトルの通り「響17年」と「白州12年」の休売が決定しました。

今回は出荷調整ではなく休売という事になりますので、結構重症ですね・・・。
響17年と白州12年は、サントリーの看板商品の一つでもありましたので、大英断だったのではないでしょうか。

白州12年は6月頃から休売となり、響17年は9月頃から休売になっていきます。
既に店頭でも見かける事がほとんど無くなっていますので、このニュースリリースでご存知になった方がどれだけストックできるか、ちょっと微妙な所かと思います。

響17年、白州12年の再出荷時期は?

サントリーは響17年、白州12年ともに再出荷の時期については不明としています。

3年ほど前の2015年には響 ジャパニーズハーモニーを市場へ投入しましたが、既に時遅しで響12年は休売へと足を進めました。
今回の響17年、白州12年についても同様に長期間の出荷停止になると思います。
原酒の仕込みの関係からすると、10年程度は休売が続くかもしれません(個人的予想w)

今回のニュースリリースでは、原酒を熟成させる貯蔵庫の拡大など企業努力は今後も続けるとありますが、休売と言いつつもほとんど終売みたいなものだと思います。

響12年が全てを物語っているので、私はそういう意味だと解釈しています。

ただ、海外向けの響17年と白州12年については、今後も生産を続けるようですのでサントリーの視野には海外という大きな舞台があるようです。
今回の休売により響17年と白州12年を愛飲していた方々がどう動いていくのか、単純に響21年や白州18年にスライドすると、また別のラインナップの整理が待っているのではと危惧しています。

また響については、17年の希望小売価格であった\12,000に近い商品として、夏以降に「響 ブレンダーズチョイス」という商品が市場に、新たに投入されるようですが、響17年の味わいを知っているウイスキーファンの気持ちを射止める事ができるか気になる所です。
白州については特に後継商品のアナウンスがありませんので、白州NAと白州18年、白州25年のラインナップでいくようですね。

こんな形で新商品の情報を聞きたくなかったなぁ・・・というのが本音ですね。

響の新商品がどのような物か、期待して待ちたいと思います。

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