竹鶴21年

2016/06/29 2016/11/18

今までこのブログで竹鶴のテイスティングは、竹鶴17年のレビューのみでした。
アサヒのオンラインショップ「アサヒショップ」にて、NAと17年、21年の180mlボトルのセット商品を買ってありましたので、思い切って竹鶴21年のレビューをしたいと思います！

ウイスキーの紹介

竹鶴政孝氏の名を冠した名作の1つ「竹鶴21年」です。

最高ランクには終売となった竹鶴35年、そして\50,000から\70,000へと定価が超値上がりした竹鶴25年があります。

この竹鶴21年は普通に買える価格帯では、事実上最高の竹鶴ではないでしょうか。
しかし最高とは言うものの、21年もそう安い価格でもありませんので、高級ウイスキーになりますよね。

私がよく行く酒屋では、以前は実売\9,000（税別）位でしたが、今は定価の\15,000（税別）の値段が付いています・・・。
この様に定価で販売する店が多くなったことも、高くなった(様に見える)原因の一つですね。

このミニボトルも既に終売となっており、今では700mlの一種類のみの扱いになってしまっています。
そうなんです。これは終売になるからという事で、記念代わりに買っておこうと思い購入していたストックなんです。
（このあたりが、ストックブログたる所以でもありますｗ）

竹鶴21年専用のギフト箱仕様も廃止となり、NAから21年まで共通のカートンタイプの箱になりましたが、竹鶴17年以上の高級品はギフト箱を残して欲しかったですね。（竹鶴17年のギフト箱仕様も廃止になっていました。）

ここはちょっと、ファン的には不満でもあります。
値上げもあったのに、そこまでケチらなくても・・・と思ってしまいました。

竹鶴21年
alc.43%
容量180ml

色は竹鶴17年よりも、随分深い色合いになっています。

ここは流石、21年熟成という感じです。
美味しさが、濃縮されているんだろうなぁ・・・と思わせる色です。

円やかなバニラ香や、樽の香りなどが入り交じって素敵な香りです。
熟したレーズン。強いバニラ香。
このレーズンの様な香りは、すごい好きな香りですね。

ずっと香りを嗅いでいたいですw

色々な香りが複雑に存在しているのですが、どれもお互いを邪魔せず素敵なバランスです。

口に含むと、ピリピリした刺激よりも樽由来の豊かで上品な木質香を感じます。
バニラ香、ビターチョコレートなどの香と甘さを伴いながら、鼻へと抜けていきます。

余韻は、バニラ香を伴う甘みと樽の香りが、心地よく残ってくれます。

徐々にラインナップの豊富さがなくなっていっていますが、終売は避けて欲しいです。
噂では、季節限定品になるとか終売とかありますが、うまくマーケットをコントロールして供給していって欲しいですね。

コストダウンしつつ、値段だけはキッチリ上げてくるようになりましたねー！ｗ
もう余市の、エイジモノみたいな事にならない様にして頂きたいです。