イチローズモルト 秩父 2010 シングルカスク PXフィニッシュ MMWM2016向け
タイトルにあるMMWM(モダンモルトウイスキーマーケット)とは何かと言いますと、2006年から三陽物産が開催している酒販店などの業務用関係者を対象にしたイベントです。
魅力的なボトルが沢山あるようで、一部商品は有料試飲という昨今のウイスキーブームの影響を思いっきり受けている感じですね。
ウイスキーの紹介
今回はMMWMの中でも、抽選販売だった上に競争率も凄まじいものだったと言われている、イチローズモルト 秩父 シングルカスク PXフィニッシュMMWM2016になります。
そのボトルが何と、先日記事にしたモルトハウス本町にあったわけなんですよ!
こんなレアボトルがあるとは流石に想像していませんでしたので、かなり舞い上がりましたよ・・・!
モルトハウス本町・・・侮れません!
これはぜひ、ちょこちょことラインナップを覗きに行かないといけませんね・・・。
→モルトハウス本町の記事はこちら
ちなみにPXシェリーのPXの意味ですが、ペドロヒメネス(Pedro Ximénez)という極甘口のシェリーを指しております。
オロロソシェリーとは違い、甘く優しい味わいが特徴です。
今回のボトルですが、2010年原酒をバーボンバレルで熟成させ、そこからさらにスパニッシュオークのPXシェリーカスクで仕上げたものです。
シェリーカスク熟成のウイスキーは蒸溜所を問わず、昨今のウイスキー市場の中でも、人気が高い物になります。
既にシェリーカスクだけで人気がある上に、イチローズモルトのPXフィニッシュですので、冒頭に書いた通りの凄まじい競争率だったと思います。
そんなイチローズモルト PXフィニッシュMMWM2016を飲めるとは思っていませんでしたので嬉しいですねー!
イチローズモルト 秩父 2010 シングルカスク PXフィニッシュ MMWM2016向け
alc.59.4%
容量700ml
香りと味について
それでは、楽しいテイスティングをしたいと思います。
色はシェリーカスクフィニッシュらしく、濃い色をしていますねー。
深い赤みを帯びたカラーです。
琥珀色というよりも、褐色という方が近いかもしれません。
香り
シェリーカスクの特徴でもある、甘く華やかな香りがします。
シロップ、砂糖を焦がした様な香り。
奥にスパイシーさを伴った、木質的な香り。
味
PXシェリーの甘い味わいが一気に広がります。
アルコール感は思ったよりもなく、口あたりはいいですね。
熟したレーズン。ベリー系。
若い原酒達の影響だと思うのですが、樽自身の味として少々のえぐみを出しています。
鼻へと抜けるのは、甘いシロップの香りと僅かな革。
余韻は、適度な苦味と酸味。
そして全体をシェリーの甘さが纏めている感じですね。
最後に・・・
手に入りにくいボトルかと思いますが、bar等で見かけられた際には一度お試し頂ければと思います。
これはボトルを購入された方が、とても羨ましいですねー!
私が参戦できてもクジ運ないので、絶対ハズレますけどねw