グレンリベット12年

      2016/11/18

1876年にジョンは模造品の製造に終止符を打つために、グレンリベットの名前をトレードマークに申請するための申請をしました。長年の法的な論争の末、訴訟は解決し、ジョンは、そのウイスキーを「ザ・グレンリベット」と呼べる占有権を勝ち取りました。ジョージ・スミスのウイスキーである“本物のグレンリベット”だけが、 定冠詞“THE”をつけることを許されたのです。このシングルモルトウイスキーがすべての始まりだったことの証です。

参考;The Glenlivet

本物だけが付けられる「THE」は、正に王だけの冠のようです。

ウイスキーの紹介

さて、そんなわけでザ・グレンリベット12年のテイスティングレビューをしたいと思います。

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ザ・グレンリベットやザ・グレンリヴェットと書かれているのを見かけますが、公式を見る限りでは、ザ・グレンリベットが良さげですね。
という事で以下、ザ・グレンリベットでいきます。

ラインナップとしては、12年、15年、18年、ナデューラあたりがメインでしょうか。

この「ザ・グレンリベット」ですが、スコッチ・ウイスキーの中でも超が付くほどの王道のボトルですね。
そして王道が故に、ウイスキー初心者におすすめする一本としてもよく挙がりますね。

最近では、グラスやペンケース、ブックカバーが付いたりと怒涛の販促攻めもすごい所でしたw
やはりグラスは気になりましたが、ちょっと我慢して買わなかったです。

ボトルで人気なのは、ナデューラは入荷してもいいペースで完売していっていますね。
申し訳ないことに、私は買った事ありません・・・w

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ザ・グレンリベット12年
alc.40%
容量50ml

香りと味について

さて、グレンリベット12年のテイスティングにいきたいと思います。

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色は明るい鮮やかなゴールドですね。
この辺りが、12年という感じがあります。

香り

香りはフルーティです。
甘いフルーツ感ではなく、リンゴの様な爽やかな果実の香りです。

ピート香などは、私には感じ取れませんでしたので、クセがなく綺麗にまとまった感じです。
このあたりの上品さが、王道と言われる要素の一つだと思います。

口に含むと、アルコール感もあるものの、蜜の様な甘さとバニラの香りが混じりあいながら、鼻へと抜けていきます。

その後は、樽熟成された証でもあるウッディな渋みも、ウイスキーならではの程よいアクセントとして味わう事ができますね。

ただ個人的には、ちょっと癖のある方が好みではあります。
その辺りの事情がミニチュアボトルに現れております・・・w

最後に・・・

国産ウイスキーがガンガン値上げしていく中で、逆にスコッチの方が安くなってきたのでは・・・wという変な現象になってきましたので、このままの値段で頑張って欲しいです。
しかも相手の国産ウイスキーはNAですからねw

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スコッチ・ウイスキーの代表格として、この味わいがこの価格で!というものを残して欲しいですね!

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