ボストンクラブ　豊醇原酒

2016/07/07 2016/11/18

富士山麓が主力のキリンが生産していた、ボストンクラブ豊醇原酒です。
既に終売となっており、現在はオークマスターが同価格帯の後継として販売されています。

ウイスキーの紹介

ボストンクラブは2種類存在しており、この豊醇原酒と淡麗原酒の2種類になります。
今回は、ボストンクラブ豊醇原酒のテイスティングをしたいと思います。

このボストンクラブ豊醇原酒は、ボストンクラブ茶と言われたりしています。
ラベルには、ヘビーピートを使った飲みごたえのあるボトルと記載されており、楽しみな一本です。

容量が640mlと少し変わった量ですね。
この変わった量というのは旧富士山麓と同じで、こだわりでしょうか・・・。

ちょっと話が脱線しますが、キリンでは当然ながら富士山麓の方が看板商品だったと思いますが、昔販売していたオークマスターを蘇らせるというのは謎ですね。
元々キリンが終売にしたのに謎です・・・。
低価格帯のラインナップとしては、サントリー、ニッカに大きな差をつけられていたように思います。

酒屋でもひっそりと売られており、棚にそっと置かれているだけという感じで、低価格帯商品の割に特価品にもなる事が無く、地味に売られていました。

もう少し購入金額を上げれば、富士山麓も買えることもあり、なかなか手にしている人はいませんでした。
そんなボストンクラブも徐々に市場から、消え始めましたね・・・。

キリンの数少ないラインナップの一つなので、テイスティングレビューが出来てよかったですｗ

BOSTON CLUB 豊醇原酒
alc.40%
容量640ml

さて、そんなちょっと寂しいボストンクラブ茶のテイスティングをしたいと思います。

色は新富士山麓よりも少し薄いですね。

グラスはいつものグレンケアン　テイスティンググラスです。

アルコールの強い香りを感じます。

ウッディな感じはありますが、それよりもバーボンの様なセメダイン臭を感じました。
甘い香りはほんの気持ち程度でしょうか。

口に含んだ瞬間思ったのは、これってバーボン？でしたｗ
いや、本当にバーボンの様な仕上がりなんです。

ヘビーピートはすみません、よくわかりませんでした。
むしろバーボンと言われると、そうなのかなーと思う感じでした。

甘い味わいは少々感じるバニラ香を伴ってやってきます。
その後は苦味を含んだ余韻が、少しありますｗ

キリンも以前は迷走していたみたいでしたが、やっとまっすぐ歩き出したという所でしょうか。

このままウイスキー部門にも、ちゃんとチカラを入れてくれれば嬉しいんですが、ここは期待しておきましょう！ｗ