もし僕らのことばがウィスキーであったなら
2016/11/18
モルトファンには定番過ぎる程の一冊ではないでしょうか。
村上春樹氏の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」です。
マッサンブームで火がついたウイスキーブームにより、読了された方も大勢おられるのではないでしょうか。
これは小説なの?
村上春樹氏が書かれる小説ではないです。
この本のジャンルを言うとすれば、旅エッセイでしょうか。
いつもは結構長編小説が多いと思いますが、この「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」は比較的短めに構成されておりますので、少しの時間で読了する事が可能で、旅行の移動時間などに読むことが出来る一冊です。
村上春樹氏の作品にも度々ウイスキーが登場しますが、今回はそのウイスキーを題材に書かれた一冊です。
旅の行き先は?
ウイスキーの本場、スコットランドのアイラ島とアイルランドが舞台となっています。
多くの素敵な写真を用いた内容となっており、行った事がない私にとっては現地へ行った様な気分にさせてくれます。
本場の空気というのは、また違うモノがあるんでしょうねぇ・・・。
ラフロイグ蒸溜所とかも行かれたわけですが、これは羨ましいです!w
日本の蒸溜所みたいに、蒸溜所限定のボトルやアイテムなどもあるのでしょうか・・・。
こういう現地限定とかに弱いもので・・・w
個人的には、ボウモアを生牡蠣にかけて食べるというのをやってみたいですw
読了してみて感じた事
写真が凄い沢山載っていますので、読む時間は数時間という所ではないでしょうか。
ラフロイグの原酒の多くが、何かに使われてしまうのですが(何かはぜひ読んで頂きたいです)、これは意外でしたね。
ほんとに!?と思いましたし、今でも信じ切れていないですw
アイラ系のウイスキーに焦点が絞ってありますので、アイラモルト好きな方には、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
ぜひ、大好きなアイラモルトを片手に読みふけって頂ければと思います。
「うまい酒は旅をしない」
名言ですね。「うまい酒は現地へ行け!」という事ですね。行きたいけど、行けません!w
美味しいお酒は、現地で飲んでこそという事ですよね。
ラフロイグやボウモアを蒸溜で飲める機会があれば、いいですよねー!
でも、実際は中々難しい事なので、この本を片手にラフロイグを飲んで、蒸溜所にいる気分に浸りますw
冗談ではなく、それくらいの事が出来てしまうくらいに、村上春樹氏のウイスキーへの愛情がわかる一冊ですね。
ちなみにサントリー山崎蒸溜所でも販売されている本でした。