マッカラン10年

      2016/11/18

ウイスキーの紹介

シェリー濃い目なウイスキー「マッカラン10年」です。
現行のファインオークではなく、終売になっているシェリーオーク10年のタイプです。

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まだ売っている所があって、少々驚きましたがついつい買ってしまいました・・・。
終売になっているし、シェリー樽熟成とくれば買うしかないですよね!?
価格もプレミアム価格では無いですし、今となって入手困難ですし・・・!w

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ザ・マッカラン
alc.40%
容量700ml

マッカランといえば、「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれる程の銘柄ですね。
正にシングルモルトの代名詞ですね。

すぐれたウイスキーづくりの地として名高いスペイサイド地方に所在する、ザ・マッカラン蒸溜所。ここは、1824年にハイランドで2番目に「蒸溜ライセンス」を取得し、合法的に蒸溜が行える政府登録蒸溜所として発足した、名門の中の名門です。蒸溜所の歴史はさらに古く、この周辺がまだマッカラン教区といわれていた18世紀初めには、すでにその名が知られていました。そして、クレイゲラヒーの浅瀬を渡って都会に牛を売りに行く牧童たちによって、マッカラン農場の<いのちの水>は徐々に広められ、評判となっていったのです。

参考;ザ・マッカラン サントリーウイスキー

聞くところによると、マッカランで使われる樽は、一度シェリー酒の製造メーカーに貸し出しをされて、シェリーが熟成した後の樽をマッカランとして使われるらしくて、この辺りもコダワリが凄くていいですね!
また、使用される原料である大麦も「ゴールデンプロミス種」のみを使うという妥協のないモノ造りですね。
このあたりはサントリーさんの公式に更に詳しい情報がありますので、よろしければ!→こちらをクリック

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最近では、マッカランのラインナップでも、年数標記の無い「1824」シリーズをリリースしていますので、これからエイジモノが無くなりそうでちょっと不安ですね。
マッカラン10年が消えた様に12年以上のエイジモノが消えていかない事を切に願います。

香りと味について

終売品の開栓は緊張します・・・。
(コルクが折れないかというのも、ちょっと心配しますw)
まずですね、色が素敵です・・・。この濃い色あいが素晴らしいです。

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香り

シェリー特有の香りが広がりますね。甘い香りの中に、華やかさも感じる香りです。
ビターチョコレートっぽい様な甘い香り。
ゴムっぽさの香り等は皆無で、早くテイスティングしたいと焦ってしまいますw

思ったよりも飲みやすくシェリーの甘さが心地よいですね。樽の香りが口の中を満たしてくれます。
スパイシーな感じやピート感は感じられず、シェリーの良い部分が凝縮された味ですね。
決して味がベタベタに甘いわけではなく、甘い香りが味わいの一つとなったような感じです。
余韻も非常に長くビターチョコレートが溶け続けています。

最後に・・・

この10年を見かける事も少なくなってしまいましたが、もっと以前はシェリーの風味が強かったとお聞きします。
その頃のマッカランを頂くことが出来ませんが、これから先いつか飲める時が来ればいいなと思っています。
その為にも、1824シリーズがスタンダードにならない事に期待しております。
そして、また10年を見つけたら買っちゃうと思いますがw

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