カフェグレーン
ニッカのブレンデッドウイスキーの美味しさの秘密の1つに、レベルの高いグレーンウイスキーがあると思っています。
サントリーも後続でグレーンウイスキー知多を投入してきましたし、キリンは以前から、公式オンラインショップでグレーンウイスキーを販売しています。
ウイスキーの紹介
という訳で、今日はニッカのカフェグレーンについて、テイスティングレビューしたいと思います。
こちらのカフェグレーンですが、2017年2月現在では、ミニボトル等の設定は無く700mlボトルの設定のみになっています。
しかも\6,000という高い価格設定となっていますので、ハーフボトルやミニボトルのラインナップもあった方が、いいかなと思いました。
ハーフボトルやミニボトルだと比較的購入しやすいですし、ファン層を広げるのにいいかなと思います。
ちなみに同時に発売されていたカフェモルトの方はというと、需要が高い様で公式オンラインショップのラインナップから消えてしまいました。
そんな訳で、現在は一般の酒屋にて流通しているのが、主な入手ルートになります。
今回ご紹介するカフェグレーンは、現在もオンラインショップでの販売を継続しています。
「ニッカ カフェグレーン」は、世界でも稀少な“カフェ式連続式蒸溜機”でつくられた味わい深いグレーンウイスキーです。一般的なグレーンウイスキーに比べ、原料由来の甘さがしっかりと残っているのはカフェ式だからこそ。ニッカのブレンデッドウイスキーにあるまろやかな余韻は、この「カフェグレーン」のほのかな甘さにあるといえるのです。ブレンデッドウイスキーのベースとしてだけではもったいない、この奥深い味わいをお愉しみください。
参考;ニッカ カフェグレーン
ニッカならではの、カフェ式連続蒸溜機を全面に押し出したメッセージですね。
サントリーの知多、キリンのシングルグレーンウイスキー、そしてニッカのカフェグレーンと、これで大手メーカーのグレーンが出揃った形になりましたね。
私自身、キリンのグレーンウイスキーはまだ飲んだ事がありませんので、いつか飲みたいとは思っております。
またその際には、テイスティングレビューももちろんしたいと思います。
カフェグレーン
alc.45%
容量700ml
香りと味について
それでは、カフェグレーンのテイスティングレビューに移りたいと思います。
色の方ですが、案外濃い色をしていますねー。
もっと薄い色なのかと思ってましたw
香り
若干香ばしい香りがしますが、これは穀物由来ですかね。
爽やかとセメダイン臭の間の香り。
爽やかさは、青リンゴの様な爽やかさに近いでしょうか。
先程の爽やかな香りとセメダイン臭と共にアルコール感を感じますね。
このカフェグレーンの香りで思い出したのは、バーボンでした。
グラスの蓋を外してしばらく置いておくと、バニラ香が強くでてきました。
味
口に含むと、香りでも感じたアルコール感がピリッと来ますが、バニラ香が意外に前に出てきますね。
余韻は、樽由来の少しの酸味とバニラ香を少々という感じです。
ただ全体としては、甘み重視な感じでソツなくまとめたという感じですね。
何というか、優等生で個性があまりないというか・・・。
だからこそ、色々な原酒にオールマイティに使えるグレーンウイスキーなのかも知れませんね。
今回テイスティングに使ったグラスはこちら
最後に・・・
このグレーンウイスキーという商品性がまだまだ新しいので、今後の広がり方にも期待が持てますよね。
単なるブレンド用という用途では終わらせず、ブレンド用のグレーンを飲めるというのは楽しい試みかなと。
今後のグレーンウイスキーのレベルアップにも、期待してしまいますね!