グレンドロナック シングルカスク 12年 東京バーショー2016

   

超が付くほど、久しぶりの更新となってしまいましたが、相変わらずマイペースで色々なウイスキーは飲んでます。

最近特に感じるのですが、シェリー樽熟成やシェリー樽フィニッシュの人気が凄いですよね。

そんな私もシェリー樽熟成は大好きで、あの甘い香りと華やかな香り、そして香りからの期待を裏切らない味わいのファンでもあります。

サントリーの山崎も、シェリー樽由来の香りと味わいが好きですねー。
山崎では、18年が特に好きです。

ウイスキーの紹介

グレンドロナックのシングルカスク、カスクストレングスのグレンドロナック12年東京バーショーの限定ボトルになります。

既に2017年のバーショーが近づいている中での、テイスティングという・・・反省。

この様に時間が経っても美味しく頂けるのは、ウイスキーのいい所ですよね!
と反省しているのか、怪しい所ですが・・・w

さてこのグレンドロナックですが、ラベルデザイン等はスタンダードなグレンドロナック12年をベースにしています。

このボトルは2016年5月14日、15日に開催された東京バーショーを記念してボトリングされたものになります。

開催から1年近く経過してから開栓という・・・ま、まぁ私のストックはだいたいこんな感じなので気にしないで下さい・・・これでもマシな方なんですw

東京バーショーは、1度は行ってみたいなーと思いつつも中々行けない為、ネット経由での一般販売は非常に嬉しいものがありますね。

このグレンドロナックは、極甘口のペドロヒメネスシェリーパンチョンによる熟成という、シェリーの中でも生産量が少ないペドロヒメネスの樽を使っています。

色からしてシェリーのオーラが凄い感じで、ボトルをチューブケースから取り出した時点でかなりテンションが上がります!w

シェリー樽熟成が好きな方は、この色に魅了されている方も多いのではないでしょうか。

シェリー樽熟成でも今回の甘口のペドロヒメネスの樽を使った物と、ドライなオロロソシェリー樽で熟成した物に分かれますが、個人的な好みでは圧倒的にペドロヒメネス樽で熟成した物の方が圧倒的に好きですねー。

グレンドロナック シングルカスク 12年 東京バーショー 2016
alc.58.6%
容量 700ml

香りと味

さて楽しみなテイスティングをしたいと思います。

色は非常に濃い褐色という感じで期待を持たずにはいられません。
もちろんですが、通常品のグレンドロナック12年よりも濃いです。

香り

砂糖が多いキャラメル。甘い華やかさが濃縮された香り。焦がした黒砂糖。
熟したレーズンとビターチョコレート。
柑橘系のスパイシーさも持ち合わせています。

色に負けずに、シェリー感たっぷりの香りが素敵ですねー!

口に含むと、熟したレーズンや甘い蜜の様な味わいが広がり、樽由来の木質感のある渋み。
アルコール感はそれ程感じません。
度数の高さ故の感じはもちろんありますが、味わいの濃さで上手くかき消されています。

余韻はオレンジピールやジンジャーを思わせるスパイシーさを感じつつ、オロロソに比べると濃い目の甘味をしっかりと残していきます。

また最後のほろ苦さも、いいアクセントになっています。

さすがシングルカスクと言える、味わいの濃さですね。
12年の熟成という事で、グレンドロナックのシングルカスクとしては、熟成が若い分類になります。

それにも関わらず、この味わいですから素晴らしいと思います。
このボトルは大事に飲んでいこうと思います。

今回テイスティングに使ったグラスはこちら

最後に・・・

グレンドロナックは、シェリーどっぷりのシングルカスクも多く、その上価格も他に比べるとお手頃価格で、更に手に入れやすいという非常に嬉しいボトルが多いです。

もしシェリー樽熟成のシングルカスク等に興味があれば、このボトルの様に価格も比較的抑え目の物もありますので、一度お試しされてはいかがでしょうか。

 - グレンドロナック