バルヴェ二ー 21年 ポートウッド
2018/03/02
昨年、山崎蒸溜所へ行った時に有料テイスティングカウンターで飲んできたものになります。
山崎蒸溜所へ行く度に、いつも「飲みたいなぁ」と思いつつも、せっかくなのでという事で構成原酒や山崎25年、響30年等を飲んでおりましたが、今回やっと頂いてきました。
このバルヴェ二ー21年ポートウッドも、ボトルで購入すると希望小売価格が35,000円ですが(販売価格でも、2,5万位でしょうか)、山崎蒸溜所であれば15mlで900円でお試しが出来ます。
このお手頃感は本当に嬉しい価格です。
蒸溜所ならではの低価格での提供という事で、高額なボトル程その恩恵が大きいですね。
バルヴェ二ー21年 ポートウッドの紹介
さて、このバルヴェ二ーですがシェリー樽で熟成され、厳選された21年以上のモルト原酒をポート樽で後熟させたものになります。
最近ちょくちょくと見かける後熟タイプの1本になります。
バルヴェ二ー蒸溜所自体は、グレンフィディック蒸溜所と同じ敷地内にあります。
創業は1892年と歴史の深い蒸溜所ですね。
そして今も尚、伝統的なフロアモルティングを行っており職人魂が溢れる蒸溜所の1つでもあります。
またバルヴェ二ーという名前ですが、これは蒸溜所近傍に存在しているバルヴェ二ー城を由来としています。
バルヴェ二ー蒸溜所は、グレンフィデック蒸溜所の創業者ウイリアム・グラント氏が設立していますので、グレンフィディック蒸溜所とは姉妹蒸溜所の関係といった所でしょうか。
バルヴェニー 21年 ポートウッド
alc.40%
容量700ml
香りと味について
色は若干赤みがかった綺麗なゴールド。
深い色合いがいい感じですね。
香り
軸となっているのは濃厚な甘い香り。
優しいバニラ香。
全体的に落ち着いた感じで、香りだけでも美味しいであろう事が伝わってきます。
味
流石の21年です。
想像以上の熟成感ですねー。
名前にもなっているポートウッドですが、もちろんポートワイン樽を指しているわけですが、後熟という事ですので余り長くない貯蔵でしょうか。
そんなにキツい影響は与えていないようです。
むしろ後熟前の、シェリー樽原酒たちの個性が強く現れているようです。
ウッディ感もしっかりしていますが、決して樽感がキツイという事もなく、シェリー樽原酒達を上手く引き立ててくれています。
フルーツの砂糖煮詰め。
余韻も長くしっとりとしています。
このバルヴェニー 21年 ポートウッドは、美味しいですねー。
ボトルで欲しい位ですが、結構なお値段ですw
最後に・・・
かなり高額なボトルになると思いますが、蒸溜所の有料テイスティングカウンターでは低価格で提供されていますので、お試しに適していると思います。
ついつい構成原酒等に目が行くのも当然だと思います・・・が!
でも、もしスコッチでも・・・となれば、バルヴェ二ー21年ポートウッドも選択肢の1つになりますので、機会があればぜひ楽しんでみてください。