カティサーク

      2016/11/18

当ブログでも、少々触れている「村上春樹」氏の小説に出てくるウイスキーです。

定番の登場を繰り返す程、安定した美味しさがあり村上春樹氏が好まれているのでしょうか。

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ウイスキーの紹介

今回は、ブレンデッドウイスキー カティサークの紹介になります。

そしてカティサークといえば、トレンドマークの帆船のラベルですよね。

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この帆船カティサーク号は、実在した船なんですよ!
船をモチーフにした単なるラベルだと思っていました・・・。

このカティサークは、19世紀に建造された帆船ですね。

当時イギリスでは、紅茶を中国からイギリスまで運ぶ期間を競う、ティーレースというものががありました。
そのティーレース用に、建造された帆船です。

実際にティーレースで活躍した期間は、約10年と短い期間でした。
このカティサークは現存しており、今でもロンドン近郊のグリニッジにて保管されています。

器用な腕があれば、こういうのも作ってみたいですが、私の雑な腕には無理がありますw
模型を飾ってる横に、ボトルが並んでいたりすると素敵ですよねー!

このラベルのモデルが実在したんですねー!
カティサークという名前の由来ですが、ロバート・バーンズ作の詩「タモシャンター」に登場する、魔女が由来だそうです。

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ある農夫が馬に乗って家に帰る途中に、悪魔や魔法使い等が集会をしている所に偶然遭遇します。
その中に、カティサークを身に纏った魔女に魅了されて、手を出そうとしたわけです。
そうすると、魔女達が農夫を捕まえようと追いかけてきたんです。

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そこから逃げようと馬に乗って走り抜けますが、魔女に馬の尻尾を捕まれてしまいました。
しかし、奇跡的に馬の尾が抜けて逃げ切れたんです。

その為、船首には馬の尻尾を握り締めた魔女が存在しています。
ちょっと怖い船首ですねぇ・・・w

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カティサーク
alc.43%
容量700ml

本題に戻しますと、今回のボトルは、横浜港デザインボトルとなっております。
カティサークセーリングエディションとして、小樽、横浜、神戸、福岡と日本の4つの港をモデルにデザインされたボトルの第2弾の横浜港ボトルです。

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ちなみにデザインだけで、中身は特に通常品と変わりませんw

せっかくだしと当時買っていたものが、残っていましたので最近購入したわけではないんです。

香りと味について

さて、これからカティサークの開栓に移りたいと思います。

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色は淡いレモンカラーですね。
色的には、爽やかな味を想像してしまいますが、どんな香りと味をしているのでしょうか・・・。

香り

開栓するとまず、華やかな感じが飛び込んできました。
ラベルからのイメージでは、潮っ気かなと思っていましたので、ちょっと不意打ちですw

シェリー由来なのか、カティサークから現れてくる香りの中では、甘いカラメル的な香りも強い方ですね。

アルコール特有のピリピリした辛味が強いです。
ただカラメルの様な、バニラの様な甘い香りが強く出てきます。

鼻を抜けるのは、この甘い香りです。
嫌な香りではなく、心地よい香りが抜けていってくれます。

余韻は、程よい渋みが残ります。
あと強く感じたのは、都昆布の味がしましたw

カティサークのテイスティングの感想と言われると、最後の都昆布のインパクトが強すぎました・・・w

最後に・・・

カティサークには、モルトウイスキーのみで造ったカティサークモルト(終売品)、15年、18年などありますが、いずれも評判が結構いいので機会があれば、ぜひお試し頂ければと思います。

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カティサークモルトは、今でもたまーに店頭で見かける事もありますので、今ならまだ手に入る事もあると思います。

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