アードベッグ ダーク・コーヴ

   

アイラモルトの中でも、個性が強く私が好きな蒸溜所でもあります。
オフィシャルの10年の出来が素晴らしく、個性が強い(強すぎるくらいw)アードベッグです。
アードベッグ10年の記事はこちら

ウイスキーの紹介

今回はアードベッグ ダーク・コーヴのテイスティングをしたいと思います。


このボトルも中々手に入れることが出来ずに諦めていた所、つい先日何とか入手出来ました。


数ヶ月も遅れて購入出来るとは思いませんでした。
そんな経緯もあり、ボトルを開ける勇気がなくこちらもモルトハウス本町で量り売りを購入しましたw

モルトハウス本町で購入した最後のウイスキーになります!
モルトハウス本町の記事はこちら
味を確かめてから、開栓するタイミングを考えようと思います・・・。

さて話を戻しまして、アードベッグは毎年世界中がアードベッグを飲んで祝うアードベッグデーに限定品を発売しており、2016年はダーク・コーヴの発売でした。

2015年は200周年記念ボトルとして、アードベッグパーペチュームが発売されました。

アードベッグは毎年この様に、アードベッグデーにおいて限定ボトルを発売しますので、要チェックですね!

さてさて、こちらのダークコーヴですが、バーボン樽の原酒とシェリー樽の原酒をブレンドしたものになります。

ボトルの名前にもなっているダーク・コーヴという言葉ですが、意味は暗い洞窟という意味で禁酒時代を意識し、密造、密貿易というアイラ島の闇の時代にスポットをあてて生み出されたボトルという事です。

密造や密貿易というと、いいイメージがない私ですが、密造や密貿易してまで飲みたくなる素敵なウイスキーと、そういう点も含めてダークコーヴと名付けられたのでしょうか。

ただ裏ラベルに書かれているダークシェリーというのがイマイチ謎ですが、オロロソかPXかどちらかのシェリーの中で濃い物かと思いますので、このあたりはテイスティングで確かめて見ようと思います。

アードベッグは、10年の出来が良いだけに美味しいと思わせるハードルが高く造り手からすると大変かなと思います。


アードベッグ ダーク・コーヴ
alc.46.5%
容量700ml

香りと味について

それではアードベッグ ダーク・コーヴのテイスティングをしていきたいと思います。


色はアードベッグの割に濃い目の琥珀色で、シェリーカスクの影響と思われる色が出ていますね。

香り

アードベッグらしいピーティさとスモーキーさがやってきます。
ベーコンの香り。
その中に違和感なく、甘く華やかな香りが溶け込んでいます。
蜂蜜の香り。

最初はピート感が一気に来ますが、樽由来の木質的な香りもちゃんとしますね。

口に含むと、想像以上に甘い味わいがやってきます。

甘さの中にはスパイシーな感じもありますが、これが程よいアクセントになっています。
アルコールを感じさせるピリピリはあまり無く、スムースな飲み口です。

鼻へ抜けるのは、アードベッグらしさが存分にあるスモーキーな潮っぽさ。

確かに強い甘みを感じますが、「らしさ」を失わない素敵なボトルですね。

このダークシェリーと呼んでいる物は、PXらしい濃厚な甘みが強く感じますが、ドライ感もありますので、PXが多めで混ぜたものかなぁ...等と想像しています。

最後に・・・

このダーク・コーヴですが、さすがアードベッグ!と言ってしまう程に美味しいと感じる出来栄えですね。


これがレギュラーだったらいいのに・・・と言うくらいに、気に入りました。
購入してあるボトルは、ちょっといい日に開栓しようと思いました!

これでモルトハウス本町で購入した4本を飲み切りました。
こんな感じで少しずつテイスティングが出来るというのは、本当にいいシステムだなーと思いますので、頑張って続けてもらいたいですね!

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