プレミアム角瓶

      2016/11/18

角瓶シリーズのラインナップで、一番短命だったのではないでしょうか。
今回の角瓶のリニューアル発売のタイミングで、終売扱いとなってしまったボトルです。

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ウイスキーの紹介

角瓶シリーズのプレミアム版、高級志向品としてプレ角と呼ばれ颯爽と登場しましたが、わずか3年(2013年5月21日発売)の販売期間を終えて、これまた颯爽と市場から姿を消すことになった、ちょっと悲しいボトルです。

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ボトルデザインも、プレミアム角瓶専用のデザインとなっており、当然中身も新しいブレンドです。
価格帯としては\1,800前後で角瓶シリーズの格上になる、オールドの価格を大きく上回る商品です。

ただオールドは過去からのファンが多いでしょうから、どう見ても歩が悪く感じます。
競合のニッカには、フロムザバレルやスーパーニッカという強敵がいます。
500mlとなってしまいますが、竹鶴NAもありますので、熾烈な争いが待ち受けていますw

この短命だった事が、挑んだ結果を物語っているかもしれませんが、ちょっと無謀だったかなと思います。

やはり角瓶は安いハイボール向けというイメージが強く、違う銘柄の方がまだ良かったのではないかと思います。
スーパー、酒屋を含めた店頭でも広告としても大々的ではなく、ひっそりと売られ続けた感じでした。

宣伝面でもフォーカスしないなら、何故販売したのかなと、ちょっとした疑問が湧いてしまいます・・・。

今回は終売という事もあり、せっかくなので300mlボトルを買ってありました。
フルボトルを買う勇気は、ちょっとありませんでした・・・。

このプレミアム角瓶ですが、メインとなるキーモルトですが、シェリー樽原酒とワイン樽原酒にする事で、華やかさを全面に打ち出した角瓶だそうです。

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プレミアム角瓶
アルコール度
容量300ml

香りと味について

さて、初のプレミアム角瓶をテイスティングしたいと思います。
案外飲んだ事ないなぁーというあなたも今のうちにテイスティングを!w

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角瓶よりも、少し濃い色に仕上がっています。
やはり色は角瓶より濃くして、角瓶よりリッチな熟成感を出すのが狙いなんでしょうかね-。

香り

通常の黄角よりも、甘い香りが少し強く感じますが、そこはやはり角瓶で、アルコール感も全面に出てきています。

アルコールのピリピリ感の後に、シロップを思わせる甘みが少々出てきます。
しかしながら、味わい的には平坦さを隠せず、そつのないウイスキーという感じです。

最後に・・・

決して不味い!とかではないのですが、この価格で購入するなら、どうしても他のウイスキーに手が伸びてしまうという感じです。

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プレミアム角瓶が何故ラインナップされたのかが、いまいち理解できませんでした。
位置づけが微妙な感じだったので、消費者から選択されなかったという気がします。

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