ブラックニッカ クロスオーバー

      2017/05/24

Amazonでの予約品が、本日届きませんでしたので早速買いに行ってきましたw

という事で、ブラックニッカ ブレンダーズスピリットに続く、ブラックニッカシリーズのボトルです。
ブレンダーズスピリットも市場からやや消えかけてきたタイミングですので、ちょうどいい時期ではないでしょうか。

とは言うものの、これだけ限定品のブラックニッカシリーズを乱発しまくりで、原酒は大丈夫なのかなと心配してしまいますね・・・。

ブラックニッカ クロスオーバーの紹介

このブラックニッカ クロスオーバーですが、こちらはキーモルトとして、余市のヘビーピートモルトと宮城峡のシェリーカスクモルトを使い、華やかさとスモーキーさの両立を目指しました。

ボトルはブレンダーズスピリットで好評だったフロストボトルとなっており、今回のボトルカラーは黒ですね。

ラベルには、2つの炎が描かれていますが、これは余市と宮城峡のモルトを現しており、クロスオーバーというネーミングの通り、2つのモルトが交差するという意味が込められている様です。
黒、赤、金というカラーで纏められており、重厚感を感じるようなラベルデザインです。

価格的な所からしても、若い原酒をメインにしていると思いますが、どう上手くコントロールしているのか楽しみですね。

大事な価格の方ですが、ブレンダーズスピリットよりも少し価格を下げた¥2,000(税抜き)というお手頃価格です。

父の日前の発売を狙ったというのも、戦略的な所でしょうか。

ブレンダーズスピリットの評判が良かっただけに、自然とハードルが高くなったであろうブラックニッカ クロスオーバーですが、どれだけ評価されるか楽しみな所でもあります。


ブラックニッカ クロスオーバー
alc.43%
容量700ml

香りと味について

それではブラックニッカ クロスオーバーを飲んでみたいと思います。

色ですが、思ったよりも濃い色ですね。

香り

華やかさは大人しく、煙っぽさと心地よいピーティさを感じる。
樽由来のウッディさも感じますが、スパイシー感の方が主張してくる。

思ったより香りも複雑で、いいウイスキーだなと思わせてくれますね。

口に含んでみると、最初は軽いスモーキー感を感じますが、香りで感じたスパイシー感が前に出てきます。
柑橘系のフルーツを煮詰めた様な甘味と渋味。
甘みはグレーン由来の部分かなと。

後半は、ピーティ感が強めに来ますね。
アイラモルトも好きなので、ここは嬉しい所です。

ウッディな香りとスパイシー感が鼻へと抜けていきます。
飲み干した後の余韻は、アルコール感を伴ったピーティさと軽く漂う甘みが残ります。

余市と宮城峡の融合という事でしたが、やはり余市モルトのピーティさを伴うアタック感が前面に押し出されているという感じですね。

今回テイスティングに使ったグラスはこちら

最後に・・・

若干クセがありますので、あまりウイスキーを飲みなれていない方には、強いインパクトがあるかと思います。
ただ力強さを感じるウイスキーですし、是非ともお試し頂ければと思いました。
※私的には、このクセが一つの楽しみかなと感じました。

逆に言えば、個性が強いウイスキーを普段飲まれている方には少々物足りなさが残るかも知れませんが、個人的には\2,000-のウイスキーとしてはいいモノかなと思いました。

結構お気に入りの味わいで限定という所が寂しくもありますが、秋口には新たに限定品を投入する様ですので、こちらにも期待をしたいと思います。

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